【40代で思うこと】年の差婚は、退職後も働かないといけないということ

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新歓で仲の良い先輩(65)とお話した時のこと

 4月に異動者の新歓飲み会で先輩(65)と久しぶりに腹を割って、膝を交えて、胸襟を開いてお話しました。

くらだらない話を一通りした後、退職するかしないかの話になりました。先輩は退職の意思を固めていて、次の誕生月が来たらそのまま退職するとおっしゃいました。

お疲れさまでした、色々とご指導ありがとうございましたと感謝と労いの言葉をかけつつ、退職後はどうするのですか?と尋ねたところ、返ってきた答えは「アルバイトしようと思う」とのことでした。

その先輩は10歳差の年の差婚、夫婦共働きでお子さんはおらず、資産額もかなりのものということは知っています。

ということは、お金のためではなく、別の目的があるのだろうと想像できました。

「どうして、アルバイトするんですか?」と無遠慮に顔を覗きこみました。

年の差婚は定年後も働かないといけない理由

 先輩が言うのをまとめると理由は以下の4つでした。

 ・奥さんがまだ働いているから
 ・夫婦関係のバランス
 ・健康のため
 ・自己実現と社会への貢献

奥さんがまだ働いているから

年下の奥さん(55)はまだ現役で働いており、旦那(65)だけが家にいる状態になります。

つまり奥さんは仕事中心の生活が続き仕事に疲れて家に帰ると、定年を迎え仕事のストレスから解放された旦那が家にいます。

旦那は定年したのだからと頭で納得できても、感情は複雑です。

少しでも「そっちは大変だね」というそぶりが旦那から見えたら我慢はできないでしょう。

年の差婚ということは、定年タイミングに差ができてしまいます。

夫婦共働きが7割の昨今。

まだまだ働く奥さんからしてみれば、仕事から解放された旦那は羨ましいという気持ちと、自分の方が稼ぎが多いという自信からすれ違いが出てくるかもしれません。

対策として、夫も外に出て働けば生活サイクルを合わせられる上、労働者として夫婦が戦友精神的な充実も得られます。

夫婦関係のバランス

ずっと家にいると、逆に夫婦で過ごす時間が増えすぎて小さな衝突が増えることもあります。

上でも書きましたが、労働から解放された旦那と10年以上働く奥さん。

夫婦の役割も逆転してしまうでしょう。

今後は旦那が家事炊事を率先し、収入は奥さんがメインになります。

旦那の家事スキルは、新入社員とほぼ同じです。

奥さんにとって気に入らない家事をされるのもストレスの元になります。(家事をやってストレスを持たれるのも理不尽な気がしますが)

旦那が適度に外で活動することで、お互いに距離感と会話の新鮮さを保てます。

健康維持・生活リズムの安定

人間はやることがなくなると運動量が減り、生活習慣病や認知症リスクが高まるといわれます。

生活習慣病やボケ老人となった旦那を奥さんが仕事をしつつ介護しなければならないというのは大変なものです。

奥さん側からすれば自分の親だけでなく、旦那の介護リスクまで対策しないといけないとなると、早々に離婚してリスクヘッジされるかもしれません。

そうならないように常日頃から奥さんを大事にしないといけないですね。

また働くことで自然に歩く、頭を使う、人と話す機会が増え、健康面でもプラスになります。

自己実現と社会への貢献

 最後に先輩が語ったのは、今まで身に付けたスキルを使って世間に恩返しがしたいとのことでした。

そういう方多いですよね。英会話スキルがあるので、外人向けのツアコンや東京オリンピックのボランティアをやっている方もいました。

私もセカンドライフは社会貢献できるよう今からでも色々なスキルを身に付けたいです。

最後に

 夫が7歳以上の年の差婚は、初婚全体で9.3%と無視できない数字です。

旦那が退職後に奥さんと仲良くやっていくには、日ごろから奥さんを大事にし働きに出て、夫婦で同じ生活スタイルを維持することが重要なようです。

「亭主元気で留守がいい」という言葉もまだ聞きますので、やはり男は定年後も外に出て何かしらの糧を得てくるのがいいのかもしれませんね。

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