塾の説明会で受けた衝撃の一言
塾の定期説明会に参加して、近年の高校受験の動向を聞いてきました。トピックとして挙がったのが、埼玉県が2027年度から全ての公立高校で面接を実施するとのことです。
以下、要約です。
2027年度からの公立高校入試制度の見直し(県教育委員会発表)
県教育委員会は、2027年度入試から全ての公立高校で面接を実施するなど、新たな入試制度の素案を公表しました。
変更のポイント
- 全校で面接を導入:現在は一部の学校のみ実施しているが、今後はすべての学校で導入。
- 自己評価資料の提出:生徒が自ら力を入れてきた活動などを記載するが、あくまで面接の参考資料であり、直接の評価対象にはしない。
- 調査書の様式変更:出欠日数や部活動実績の欄を削除し、教科の成績のみに絞る。
背景と狙い
- 生徒の学びへの姿勢や努力のプロセスを重視するため。
- 学校内外の活動が多様化しており、教員による一律の把握が困難になっている現状への対応。
今後のスケジュール
- 県教育委員会は素案について1か月間、意見を公募。
- 12月に新たな入試制度を正式決定する予定。
愛知県、静岡県、神奈川県の公立高校の面接が有名でしたが、埼玉県も導入のようです。
埼玉県の県公立は英検準2級などを持ってたら加点されていたみたいですが、それは廃止のようです。面接の中でアピールしないといけないみたいですね。正直なところ、英検、漢検などで加点されることは反対でしたので、グッジョブでした。

今後も面接を導入する都道府県が増えていきそうですね
入社試験でガクチカ、入学試験でもガクチカ

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉で、就職活動でよく聞かれる質問の一つです。学生時代に力を入れて取り組んだ経験やそこから得た学び、成長をアピールするのが目的です。
会社なら優秀な成績を収めた人材が欲しいでしょうが、高校受験であれば生徒が「そもそも最低限のコミュニケーション能力を持っているか」「何に興味を持ち、主体性をもってどのように取り組み、そこからどんな体験を得たのか」をアピールすることが重要かなと思います。

動画でも学びへの姿勢や努力のプロセスを重視すると言っていますし
取って付けたようなアピールはバレてしまう

子供に指導するのであれば、付け焼刃のアピールは簡単にバレるでしょうから、普段からガクチカを意識させて学生生活を送るよう努めさせること(以下、リスト参照)かなと思います。手練手管の大学生なら上手くアピールできるでしょうが、中学生は本気で思っていることじゃないと、スラスラと説明できないでしょうね。
- ガクチカの例をいくつか教える
- 普段の学校生活で「これはガクチカに使える」という素材を見つけさせる
- その素材について、主体性を持って頑張れる方法を親が一緒に考えてあげる
- そのためには親が普段から子供とコミュニケーションをとる
中学生なんて浅はかですし、どこかで聞いたような上辺の意見しか言えませんから、2年3ヵ月(中1、中2、中3の6月まで)の間にじっくりと「自分だけの考え」を持てるようになるといいですね。

親としても主体性のある子になってくれると超嬉しいです
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