子供の中学受験を振り返って
子供の中学受験が終わりました。中学受験を考えている方の参考になればと思い、この2年間を振り返りたいと思います。受験結果はこのシリーズの一番最後に発表しましょう。
なぜ中学受験をするのか?
子供に中学受験を勧めるにあたって、「なぜ中学受験をするのか?」という根本的な考えをはっきりさせることから始めました。ミッション・ビジョンがないと長い受験勉強で迷ったときに「やっぱ受験やめよう」となるからです。
まず、Chat GPTに中学受験する理由について尋ねたので、以下に載せます。
1. 教育の質と環境の格差
- 公立中学に比べて、私立・国立・中高一貫校は教育レベルが高いとされる。
- 特に都市部では、公立中学の学力レベルや校風に不安を感じる家庭が多く、「よりよい教育環境を求めて」中学受験を選ぶ。
2. 大学受験への備え(戦略的選択)
- 中高一貫校では6年間の一貫教育で、高校2年までに高校課程を終え、受験対策に早期から取り組める。
- 結果として、難関大学への合格実績が高い学校が多い。
3. 家庭の教育方針・価値観
- 「自立心を育てたい」「個性を伸ばす教育を受けさせたい」「自由な校風を選びたい」など。
- 親自身が中学受験経験者であり、教育への意識が高い家庭に多い。
4. 地域的な要因
- 進学実績の良い高校が少ない地域では、中学受験して都市部の私立に進むことが常識化しているケースもある。
2年前のチャッピー(Chat GPT)はまだアホの子でしたので、ここまで解像度の高い回答はくれませんでしたね。ですが、当時の私の出した結論も「2.大学受験への備え(戦略的選択)」です。
中高一貫の最大のメリットは、5年間で6年分の勉強を終わらし、最後の1年を大学受験の勉強にあてられることです。その1年を買うために高い塾代、学費を払う価値があると判断しました。
では、公立中学はダメなのか?
私も奥さんも公立中学校出身ですので、公立の良いところ悪いところをよく知っています。公立の良いところは、「良くも悪くも色んな人間がいるので、人として幅が広がる」ところです。
私の中学(福岡の田舎)は、改造制服着たヤンキーだったり、とんでもなく成績が悪くてもクラスの人気者がいたり、なかなか混沌としていました。中学での経験は、「世の中色んな人間がいるしちゃんと生きていけるんだから、人生何があってもどうにかなるもんだ」という人生観をもたらしてくれました。けっこう重要な考えですよね、これ。
中高一貫校の生徒は、受験を勝ち抜いたエリート集団ですが、その人間性は偏っていると考えています。前向きな性格だったり、努力の意味を知っていたり、それ自体は大変いいことですが、純粋培養されてしまうので、色々な人と触れ合う機会が少なくなってしまいそうです。間違っても家出して、友達から給食をもらいながら生き延びる子はいないでしょうね。
まとめ
というわけで、大学受験に有利なので中高一貫を受験し、もし落ちても公立中学を楽しめばいいじゃないかと考えて、子供と中学受験にチャレンジすることにしました。
その2では、学校選びについて書こうと思います。
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