子供が受験に前向きになるわけがない
その1からその3まで書いてきましたが、子供の意見や考えは書きませんでした。
それもそのはず、うちの子は小学4年生まで公文だけやっていて、受験を意識した教育をしていませんでした。ですので、自分の進路や塾に興味がありません。
子供は地方の公立小学校ですので、中学受験するのは少数派です。小学生なんて周りの意見が全てですので、中学受験は「普通な人生」ではなく、自分が受験することは想像すらしていないようでした。
参考)中学受験する割合は、1都3県で18%(下図)

将来なりたいものがない今時の子供
中学受験を説得するため、子供には「将来何になりたい?」と声をかけることから始めました。
将来なりたいものになるために、中学受験していい大学に入ろう!と続ける予定です。
ですが、返ってきた答えは「わからない」です。
おおぅ、そう来ましたか。のれんに腕押し、糠に釘。将来なりたいものになるために、中学受験しようと説得する流れを断ち切られました。

最近の子供は夢を持っていないと言われています。データとして「Q.お子様は将来に夢を持っていますか」に対する調査が行われています。以下の表参照。
全体で約51.1%が「夢がない」「わからない」という回答でした。

2000年ごろは、約14%ぐらいでしたので、夢を持っていない子が増えているようです。うちの子も夢がわからない方の子でした。
それでも中学受験をやってもらうことに
中学受験をしてもらうことは既定路線でしたので、中学受験のメリットを説明することから始めました。
・将来なりたいものができた時に、十分な学力が身についているよ。
・普通の子供では体験できない、いい学校生活が送れるよ。
・中高一貫校なら6年分の勉強を5年で終わらせて、最後の1年を使って大学受験に備えることができるよ。
・とりあえず、中学受験してみようか、いいかな?
流されやすいというか、自己主張しないというか、親の決めた流れに特に反論せず中学受験のOKをもらいました。
本当に納得して受験を決めたのか、はたはた疑問を抱えながらですが。
ポイントとしては、これまでの子供との信頼関係にあるのかと思います。私たち、親の言うことに従っていれば、間違いないことを知っていることが重要です。
ただし、うちの子の場合はNoと言えないだけですが、それもまた良しとこの時は考えました。
なぜかと言うと、長く辛い受験勉強を一度始めたからには、嫌でも理不尽に抗う力が身につくからです。
その証拠に、合格したらご褒美としてSwich 2(6万円)、iPhone 16(12万円)、焼肉食べ放題(4,000円)に行きたいと率先してねだってきました。
Switch 2(6万円)はまぁ頑張っているからOKしましたが、iPhone 16(12万円)なんて中学生には使いこなせない(動画編集者にでもなるつもり?)ので、iPhone SE2(1万2,000円)で手を打ちました。
さて、その5では一気に小6の夏休みまでに起きたことをご紹介します。
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